設備の耐震性を把握する調査で、空調設備・衛生設備・電気設備の全般が調査の対象となります。
現地での調査は目視調査と計測調査により構成されており、そのデータをもとに耐震計算を行います。
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各機器の設置状況を耐震性の見地より確認し、写真撮影により記録します。
調査対象例
- ボルトの発錆
- ダクト支持材の脱落
- 引込管
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各機器の耐震計算に必要なデータ(アンカー径、ボルトスパン、アンカー本数、耐震支持など)を現地で計測します。
計測例
- ボルトのサイズ計測
- ボルトのへりあき計測
- 配管支持材の寸法計測
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持ち帰ったデータと抽出した図面上の各機器のデータをもとに機器ごとの耐震計算を行います。
- 調査結果
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耐震計算により得られたデータから各機器の計算値上の耐震性を判断し、当該調査において基準として定めた設計用水平震度に適合するか診断します。
提出物
- 診断結果(各設備の個別結果表)
- 各設備の記録写真
建築非構造部材の耐震性を把握する調査で、建築物を構成するもののうち、主体構造の耐震設計に際して通常は耐震要素から除外されている部材または部位(内外部仕上材や家具など)が調査対象となります。本調査は、目視調査と計測調査により構成されており、計測データをもとに当該調査で定めた耐震基準に適合しているかの判断を行います。
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各非構造部材の施工状況を耐震性の見地より確認し、写真撮影により記録します。
調査状況例
- コンピュータ機器の
固定状況
- コンピュータ機器の
- 二重床の状況
- 耐震クリップを用いた
天井材の状況
- 耐震クリップを用いた
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各非構造部材の耐震計算に必要なデータを現地で計測します。
- 調査結果
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持ち帰った現地計測データと図面より抽出したデータをもとに、当該調査で定めた耐震基準に部材が適合しているかの判断を行います。
提出物
など- 診断結果(各非構造部材の個別結果表)
- 各非構造部材の記録写真